浜松市、2024年1月に組織改正 区再編で課配置など変更

 浜松市は1日の市議会全員協議会で、2024年1月1日の行政区再編に伴う組織改正を説明した。現7区を中央、浜名、天竜の3区に再編するに当たり、区役所内の課や出先グループの配置を大幅に変更する。市の組織数は部・区役所・事業本部級が25から21に、課・第1種事業所級が178から158へ減少する。

浜松市の2024年1月1日 組織改正の概要
浜松市の2024年1月1日 組織改正の概要

 部級は区役所が7から3に減る。現在の中、浜北、天竜各区役所が新3区の区役所になり、東、西、南、北の各区役所は課級の行政センターに移行する。新3区の各区役所にそれぞれ区振興、区民生活、まちづくり推進の3課を置く。4行政センターは課がなくても住民サービスは維持する。
 現在7区役所ごとにある福祉、健康部門の課は本庁の組織に集約し、新3区の区役所にそれぞれ「福祉事業所」「健康づくりセンター」を、4行政センターに出先グループを置く。土木整備事務所は現在の4事務所6出先グループの体制から3事務所8出先グループとする。区選挙管理委員会は7から3になる。
 このほか官民連携による施設整備や時代に即したスポーツ政策を進めるスポーツ振興担当部長、専門性の高い道路、河川の管理事務を統括する土木管理担当課長、中山間地域特有の課題に取り組む中山間地域振興担当課長を新設する。
 (浜松総局・宮坂武司)

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