大道芸通じ友達づくり 静岡市葵区で小中生国際交流

 静岡市国際交流協会は2日、外国にルーツのある市内の小中学生らの交流会を同市葵区の市中央体育館で開いた。全3回の初回となった同日は市内を拠点に活躍する大道芸人あまるさんを講師に迎え、国籍やルーツを問わない児童ら約20人が大道芸を通じて交流した。

皿回しに挑戦する子どもたち=静岡市葵区(写真の一部を加工しています)
皿回しに挑戦する子どもたち=静岡市葵区(写真の一部を加工しています)

 多文化共生推進に向けた交流会は、子ども同士の友達づくりや自己表現の場にしてもらう初企画。あまるさんはボールジャグリングやバルーンアート、皿回しなど5種類の技を子どもたちに伝授した。それぞれが自分で付けた“芸名”を胸に貼り、挑戦したい技を選んで練習したり、披露したりして楽しんだ。フィリピン出身の竹内美幸さん(14)=葵区=は「皿回しがうまくできて良かった。同じ中学生の友達が増えたらうれしい」と笑顔を見せた。
 次回は10月7日にスポーツをテーマにした交流会を計画していて、次回からの途中参加もできる。
 (社会部・吉田史弥)

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