葛飾北斎の版画がパッケージに 富士・田子の月、新商品もなか発売

 富士市の菓子メーカー「田子の月」はこのほど、パッケージの掛け紙に葛飾北斎の版画を添えた新商品「富士山もなか4個入り」を発売した。富士市内の風景を描いたとされる作品を使い同市の魅力をアピールする。

葛飾北斎の版画が添えられた新商品「富士山もなか4個入り」=富士市内
葛飾北斎の版画が添えられた新商品「富士山もなか4個入り」=富士市内

 「富士山もなか」は自家製の小倉あんと白あんを富士山型のもなかで包んだ同社の定番商品。新商品は北斎の「富嶽(ふがく)三十六景」のうち「東海道江尻田子の浦略図」、「駿府大野新田」、「駿州片倉茶園ノ不二」をそれぞれ使用して3種類のパッケージを用意した。いずれも富士山の眺望の類似性などから、市内から望んだ景色と推定されている。
 同社の牧田桂輔社長は「3作品の風景は富士市の誇り。海外のお客さまにも伝われば」と期待する。
 同社の店舗や公式サイトで販売している。税込み920円。
 (富士支局・沢口翔斗)

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