入場1万人達成 静岡県立美術館の企画展「糸で描く物語」
静岡市駿河区の県立美術館で開催中の企画展「糸で描く物語 刺繍(ししゅう)と、絵と、ファッションと。」の入場者が8日、1万人に達した。
節目の入場者となったのは浜松市浜北区の木俣千秋さん(72)。兄の松村俊夫さん(77)=静岡市葵区=らと作品を見て回り、「美術館に刺しゅう作品を展示するのは珍しいと思い、楽しみにしていた。民俗衣装が美しく見応えがあった」と話した。記念品として、図録などが贈られた。
企画展は18日まで。東欧の伝統衣装や絵本の挿絵、オートクチュールの装飾など、時代や地域を越えて発展してきた刺しゅう作品約230点を紹介している。関連イベントとして、9、10両日に同館屋外にクラフト作家や飲食店が集い「ガーデン・ミュージアム・マーケット」が開かれる。
(教育文化部・鈴木明芽)