⚾浜名4連打 沼津市立振り切る 秋季高校野球静岡県大会1回戦
▽1回戦(掛川第2試合)
浜名
100004111―8
011210100―6
沼津市立
▽本塁打 武田(沼)
▽三塁打 山本(浜)▽二塁打 中村、前園、原田、広岡(浜)、益山、栗田(沼)▽捕逸 広岡2(浜)、栗田(沼)
▽試合時間 3時間14分
【評】浜名は中盤で勢いに乗り、沼津市立を振り切った。
浜名は4点のリードを許して迎えた六回、中村のセーフティーバントを皮切りに4者連続安打で同点とすると、七回以降も着実に加点した。九回には山本が三塁打を放ち、試合を決定づけた。
沼津市立は武田が二回に本塁打を放つなど見せ場をつくったが、及ばなかった。
エース中村 打撃で勝利呼ぶ
「キャプテンとして自分がまず塁にでよう」。4点差をつけられて迎えた六回表、浜名先頭打者のエース中村は強い思いで打席に立つと、得意のセーフティーバントで出塁。逆転劇の立役者になった。「変化球が続いていた。ストレートを待ってコンパクトに当てにいった。うまくはまった」と笑顔で語る。
序盤、チームは相手投手の攻略に苦しみ、打線が振るわなかった。沼津市立は6日前に練習試合をした相手。終盤にもつれる展開を予想していた中道監督から「勝負しないといけない」と鼓舞され期待に応えた。
逆転できないことを課題と認識していただけに、中村は「チームの成長につながる勝利」と手応えを口にした。次戦は日大三島。今夏ベスト4の相手に「自分たちのプレーをしたい」と闘志を燃やす。
(掛川支局・山本萌絵佳)