消防士の大変さ 実感 袋井・周南中生が職場体験 防火衣着用 放水体験も

 袋井市立周南中の職場体験学習が12日、市内で始まった。キャリア教育の一環で、2年生約220人が13日まで、市内の公共施設や幼稚園、店舗など約70事業所で勤労の意義を学ぶ。

放水活動を体験する生徒=袋井消防署
放水活動を体験する生徒=袋井消防署

 袋井消防署には生徒5人が訪問した。消火器の取り扱いや救命活動で扱うロープの結び方を習った後、的に向かって放水する消火活動体験を行った。
 このほか、重さが計10キロにもなる防火衣と空気呼吸器を着用したり、ホースが入ったバッグを抱えて走ったりして地域を守る消防士の仕事への理解を深めた。2日目は、救命講習などへの参加を予定している。
 吉川亘さん(14)は「人を守る仕事がしたくて参加した。人を救うため、重たい装備で火災に立ち向かう消防士への尊敬の思いが強まった」と話した。
 (袋井支局・北井寛人)

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