上川外相、大臣交代式で抱負「持続ある外交を推進」

 上川陽子外相(衆院静岡1区)は14日午前、外務省で新旧大臣の交代式に臨んだ。職員を前に「持続ある外交を推進するため、重要課題に全力で取り組む」と抱負を語った。

林芳正氏(左)からの大臣交代式に臨んだ上川陽子外相=14日午前、外務省
林芳正氏(左)からの大臣交代式に臨んだ上川陽子外相=14日午前、外務省

 上川氏は就任のあいさつで、日本の国益を守る▽日本の存在感を高める▽国民の声に耳を傾ける―の3点を重視すると説明した。「日米同盟を安全保障の根幹としつつ、外交と防衛を連携させる。また、技術力を生かして国際社会で指導力を発揮する」と述べ、「国民に理解され、支持される外交を進めたい」と意欲を示した。
 前任の林芳正氏は、ロシアによるウクライナ侵略や先進7カ国首脳会議(G7サミット)に触れ「歴史の転換点だった」と振り返った。上川氏を「信念と情熱の人」と評し「新大臣の下で思う存分、外交を前に進めて」と職員にエールを送った。
 (東京支社・山下奈津美)

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