静岡・葵区の中藁科小児童 オンラインで英会話に挑戦 米国の元クラスメイトと再会

 静岡市葵区の中藁科小の4年生は12日、今夏同校に一時入学していた日系米国人の双子の姉妹とオンライン英会話に挑戦した。1カ月ぶりの“再会”を喜び、英語や日本語を織り交ぜて会話を楽しんだ。

山本さん姉妹とオンラインで会話する4年生=静岡市葵区の中藁科小
山本さん姉妹とオンラインで会話する4年生=静岡市葵区の中藁科小

 姉妹はカリフォルニア州に住む山本英実さん(10)、花怜さん(10)。夏期休暇中に同小学校区内に住む祖父を訪ねて来日したことがきっかけで、約10日間、4年生児童と一緒に授業を受けた。花怜さんは「来年も行きたくなるほど、毎日が楽しかった」と振り返る。
 同小は帰国した2人と再び話す機会を設けようと、外国語の授業でオンライン通話を企画。姉妹の母真弓さんの協力もあって実現した。児童はパソコンの周りに集まって、2人が置いていった図工作品を見せたり、「好きな遊びは何ですか」と質問したりした。姉妹が英語で回答すると、児童は校舎で一緒に遊んだ時の思い出を手がかりに意味を考えたり、発音をまねしたりして英語に親しんだ。
 (社会部・大須賀伸江)

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