腰みの模した縁起物「すがりの藁」 磐田・城山中1年が制作 裸祭前に

 国指定重要無形民俗文化財「見付天神裸祭」を前に、磐田市見付の城山中で14日、祭事で男衆がまとう腰みのを小さく模した縁起物「すがりの藁(わら)」づくり体験が行われた。祭保存会メンバーの手ほどきを受けた1年約240人が力を込めて藁を編み込んだ。

力を込めて藁を編み込む生徒=磐田市見付の城山中
力を込めて藁を編み込む生徒=磐田市見付の城山中
力を込めて藁を編み込む生徒=磐田市見付の城山中
力を込めて藁を編み込む生徒=磐田市見付の城山中
腰みののように腰に巻く生徒=磐田市見付の城山中
腰みののように腰に巻く生徒=磐田市見付の城山中
力を込めて藁を編み込む生徒=磐田市見付の城山中
力を込めて藁を編み込む生徒=磐田市見付の城山中
腰みののように腰に巻く生徒=磐田市見付の城山中

 生徒らは同市大原で調達した藁を使用。ハンマーでたたいて柔らかくした後、軸になる藁を引っ張りながら、別の藁を規則正しく編み込んだ。村松史埜さん(12)は「(藁が)堅くて結ぶのに力がいるので難しかった」と振り返った。
 すがりの藁は家の玄関などに掛けることで「わらにもすがるような思いを避けられる」といういわれがある。新型コロナ禍の影響で同校では4年前から、腰みのづくりに代えてすがりの藁を作成している。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞