患者微減、推計3千人 警報は継続中 静岡県内新型コロナ感染状況

 静岡県は15日、新型コロナウイルスの直近1週間(4~10日)の感染状況を発表した。定点医療機関1カ所当たりが1週間に診た患者数は23・83人で、前週の26・65人から減少した。感染拡大警報は継続中。県は1日の推計感染者数は3千人と推計している。

静岡県庁
静岡県庁

 地域別の定点当たりの患者数は東部29・16人、中部17・62人、西部23・7人。保健所別では西部が微増したが、それ以外の8保健所は前週の値を下回った。患者の年齢別割合は20歳未満が46%と半数近くを占めた。患者の検体のゲノム解析では、オミクロン株派生型「XBB」系統の26・7%に当たる31人が、新変異株「EG・5」だった。
 13日時点で、呼吸不全があり酸素投与を必要とする「中等症2」以上による病床使用率は31%。コロナ感染による医師や看護師の休職数は139人と前週よりも3割近く減少した。

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