脱炭素社会実現へ企業向けセミナー 静岡市と静岡大 講演やパネル討論など

 静岡市と静岡大は15日、2050年の脱炭素社会実現に向けた企業向けのセミナーを同市駿河区で開いた。市内の企業などから経営層を中心とした約200人が参加し、カーボンニュートラル(CN)推進のための基礎的な知識を学んだ。

脱炭素化に向けた取り組みの必要性を学んだセミナー=静岡市駿河区のホテル
脱炭素化に向けた取り組みの必要性を学んだセミナー=静岡市駿河区のホテル

 CN関連分野の専門家3人による講演とパネル討論を行った。一般社団法人「住宅・建築SDGs推進センター」(東京)の村上周三理事長はSDGs(持続可能な開発目標)はCN実現に向けた具体的な手法であるとした上で、他県の事例をあげながら企業と自治体が連携してSDGs活動に取り組むことの重要性を説明した。
 同市は20年に脱炭素社会実現を宣言し、22年には環境省から脱炭素先行地域に選ばれた。今回のセミナーは同市と同大が共同して脱炭素推進に取り組むプロジェクトの一環。今後はワークショップなどの開催も予定している。

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