巨大ガラス絵 地域明るく 磐田一中美術部 豊田東交流センターで制作

 磐田市立磐田第一中の美術部は、同市高見丘の豊田東交流センターで、巨大ガラス絵の制作に取り組んでいる。「地域の人たちが明るく楽しくなる雰囲気にしたい」と、ガラス窓を“キャンバス”にして磐田をイメージした遊園地を描いている。

ガラス窓に観覧車などのイラストを描く生徒たち=磐田市高見丘の豊田東交流センター(写真の一部を加工しています)
ガラス窓に観覧車などのイラストを描く生徒たち=磐田市高見丘の豊田東交流センター(写真の一部を加工しています)

 1、2年生部員25人が同センター交流コーナーのガラス窓(高さ185センチ、幅90センチ)計16枚に、サッカーボールを中心にした観覧車、市イメージキャラ「しっぺい」のふわふわ、メロンの気球などの下絵を描き、アクリル絵の具で色づけしている。特産のチンゲンサイやシラスをモチーフにしたオリジナルキャラも考案した。ガラス絵のデザインは2年生部員が中心になって考えた。
 地元住民や小中学生が絵画や書などを出展する「みんなの作品展」が開かれる10月下旬までの完成を目指す。部長の2年鈴木歩舞さん(13)は「見た人にきれいだと思ってもらえるようにしたい」と意気込む。
 同センターでは、開館した2015年から毎年、市民や地元中学生にガラス絵の制作を依頼している。大迫由美子センター長は「子どもたちの感性で住民に良い刺激を与えてほしい」と期待した。磐田一中の作品は来年春ごろまで残しておくという。
 (磐田支局・八木敬介)

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