脇田(沼津信金)サーブル女子準V 全日本フェンシング個人戦

 フェンシングの全日本選手権個人戦最終日は18日、沼津市の香陵アリーナ(市総合体育館)で各種目の決勝が行われ、サーブル女子は静岡県勢の脇田樹魅(沼津信用金庫)が、2度目の優勝を狙う高嶋理紗(オリエンタル酵母工業)に惜敗し、準優勝だった。男子は吉田健人(警視庁)が2年ぶりに制した。

女子サーブル 決勝、ポイントを奪う脇田樹魅(左)=沼津市の香陵アリーナ(東部総局・田中秀樹)
女子サーブル 決勝、ポイントを奪う脇田樹魅(左)=沼津市の香陵アリーナ(東部総局・田中秀樹)
女子サーブル 決勝で敗れ、涙ぐみながら観客席を見る脇田樹魅=沼津市の香陵アリーナ(東部総局・田中秀樹)
女子サーブル 決勝で敗れ、涙ぐみながら観客席を見る脇田樹魅=沼津市の香陵アリーナ(東部総局・田中秀樹)
女子サーブル 決勝で敗れ唇をかみしめる脇田樹魅=沼津市の香陵アリーナ(東部総局・田中秀樹)
女子サーブル 決勝で敗れ唇をかみしめる脇田樹魅=沼津市の香陵アリーナ(東部総局・田中秀樹)
女子サーブル 決勝、ポイントを奪う脇田樹魅(左)=沼津市の香陵アリーナ(東部総局・田中秀樹)
女子サーブル 決勝で敗れ、涙ぐみながら観客席を見る脇田樹魅=沼津市の香陵アリーナ(東部総局・田中秀樹)
女子サーブル 決勝で敗れ唇をかみしめる脇田樹魅=沼津市の香陵アリーナ(東部総局・田中秀樹)

 エペ男子は松本龍(日大)が初優勝、エペ女子は佐藤希望(大垣共立銀行)が女子史上最多の8度目の優勝に輝いた。
 男子フルーレは船本誠志郎(ネクサス)が世界選手権団体金メンバーの敷根崇裕(同)を破り初優勝、女子フルーレは上野優佳(中大)が2年ぶり2度目の優勝を果たした。

脇田悔やむ「もう1点取れないのが、今の実力」
 地元開催で初めての決勝進出となった脇田はあと一歩、頂点に及ばなかった。所属先の同僚ら地元の応援にも後押しされ、大舞台に立ったが「もう1点取れないのが、今の実力」と唇をかんだ。
 体調も精神面も好調。世界選手権2連覇の江村美咲(立飛ホールディングス)が欠場し、地元での初優勝の期待は高まった。ただ、決勝の壁は高かった。終盤マッチポイントを先取しながら、最後のタッチが弱い点を高嶋にカウンターで攻められ、逆転された。「集中が切れた。自分のミス」と悔やんだ。
 昨年春から沼津市に拠点を移した。中学生の時、自身を見いだしてくれた同市職員の長良将司コーチの下で、ジュニアの選手らと練習を積む。「子どもたちにアドバイスすることが、自分の欠点を見直すことにつながる」と成長の要因の一つと感じている。
 「万年3位からは脱却できた。2位というのはきっと意味がある」と前向きに捉える。「夢は五輪で金メダル」。その夢に一歩ずつだが、着実に歩みを進める。

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