芝生ピッチはつらつプレー 知的障害児サッカー交流 静岡・清水区
知的障害(ID)がある子どもたちがサッカーに親しみ、仲間と交流を図るイベント「IDサッカーフェスティバル」が17日、静岡市清水区のIAI日本平スタジアムで行われた。J1FC東京傘下のIDチームなど県内外から5チーム約130人が参加し、芝生のピッチの上ではつらつとサッカーを楽しんだ。
子どもたちはコーチや保護者と、手に持ったボールをじゃんけんで取り合う「ボールフィーリング」やドリブルなどで体を慣らした後、学年ごとに分かれてミニゲームを行った。静岡・FID・エスパルスジュニアスクールの山口虎希君(安倍口小3年)は「ゴールが決まってうれしかった」と声を弾ませた。
横浜F・マリノスの21歳以下IDチーム「フトゥーロ」とID県選抜U-21チームによるエキシビションマッチも行われた。
同イベントはNPO法人静岡FIDサッカー連盟などが初めて企画した。瀬戸口正勝理事長は「IDがある子どもたちがサッカーやスポーツを安心して始められるよう、普及と組織の輪を広げていきたい」と意気込んだ。
(社会部・薬袋貴信)