つなぎをリメーク トートバッグに 静岡デザイン専門学校

 静岡デザイン専門学校は20日、学生が廃棄される作業用のつなぎをトートバッグにリメークした作品の発表会を静岡市葵区の同校で開いた。

作業用のつなぎをトートバッグにリメークした学生=静岡市葵区の静岡デザイン専門学校
作業用のつなぎをトートバッグにリメークした学生=静岡市葵区の静岡デザイン専門学校

 同校で非常勤講師を務めるデザイナー黒住政雄さん(63)=同市駿河区=が主導する「シズオカリユースプロジェクト」の一環で、学生がSDGs(持続可能な開発目標)を考える機会を設けようと企画。環境ビジネス業の静和エンバイロメント(同区)から同社従業員が使用していたつなぎの提供を受け、ファッションデザイン科の1年生15人が7月中旬から約2カ月間かけて完成させた。
 作業着のポケットや汚れを残したままバッグに加工したり、怪獣のとげをイメージした突起を施したりとデザインはさまざま。「働く」をテーマにつなぎの胸元をそのまま使い、特別賞に選ばれた鈴木瑚々路さん(19)=浜松市東区=は「楽しくリメークできた。SDGsを考えるきっかけにもなった」と振り返った。バッグは同社社員に披露した後、販売を予定している。

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