ICT 有効活用議論 静岡で高校生 リスク管理に関心

 高校生がスマートフォンやインターネットなど情報通信技術(ICT)について意見を交わし、有効な活用法を話し合う「高校生ICTカンファレンス」(同実行委主催)がこのほど、静岡市駿河区の中村学園専門学校静岡電子情報カレッジで開かれた。県内6校から参加した25人が5グループに分かれ「高校生が考えるデジタルシティズンシップ」をテーマに議論した。

ICTの有効活用について意見を交わす高校生=静岡市駿河区の中村学園専門学校静岡電子情報カレッジ
ICTの有効活用について意見を交わす高校生=静岡市駿河区の中村学園専門学校静岡電子情報カレッジ

 参加者はパソコンやタブレット、スマホをそれぞれどのような目的で使い分けているか、利用時のリスク管理をどうしているかなどについて自身の経験を基に話し合った。ネット情報の真偽を判断する情報リテラシー教育の充実を訴える声が相次ぎ、ICT機器の扱いにたけた高校生が小学生や高齢者に向けて体験型講座を実施する案などが挙げられた。
 ICTを社会でさらに有効活用するために「幅広い世代がネットの利便性と危険性を理解した上で、都市部と地方で格差が生じないようインフラ拡充も必要では」との意見も出た。
 11月に東京都内で開催される同カンファレンス全国サミットには、参加生徒を代表して、島田商高3年の杉森愛亜さんが出場する。
 (社会部・薬袋貴信)

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