島田・金谷地区「かなうぇる」完成 支所機能集約 検診スペース、併設カフェも

 島田市は23日、旧金谷庁舎跡地にPFI方式で整備した金谷地区生活交流拠点施設「かなうぇる」の完成記念式典を開いた。地域交流イベントも開かれ、市や関連企業、地元自治会などの関係者が新施設の落成を祝った。

旧金谷庁舎跡地に完成した金谷地区生活交流拠点施設「かなうぇる」=島田市内
旧金谷庁舎跡地に完成した金谷地区生活交流拠点施設「かなうぇる」=島田市内

 かなうぇるは南北の支所機能を集約した金谷支所が入る。金谷地域総合課として、住民票や印鑑登録、転入・転出などの届け出をはじめ、国民健康保険や国民年金に関する業務などを担う。地域包括支援センター機能や住民検診スペース、子育て支援関連の「しまいくルーム金谷」が入居する。市の窓口業務は10月2日から開始する。民間カフェも併設されている。
 鉄骨造りの平屋建てで、延べ床面積は約1600平方メートル。屋根には太陽光発電設備を設置した。駐車場台数は約100台。大和リースと大河原建設による特別目的会社の金谷PFIパートナーズが管理運営を担う。事業期間は15年間。隣接する金谷体育センター、金谷公民館と金谷図書館が入る金谷生涯学習センターみんくると連携して地域活性化を図る。
 式典で染谷絹代市長は「住みよい金谷をかなえる施設として、交流の拠点になることを願っている」とあいさつした。
 (島田支局・寺田将人)

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