チョロ松妙技 児童笑顔 磐田西小 猿まわし芸出張公演
児童に日本の伝統芸能に触れてもらおうと磐田市中泉の磐田西小で25日、猿まわし芸の出張公演が開かれた。山梨県の「河口湖猿まわし劇場」から村崎五郎さんと猿・チョロ松コンビが駆けつけ、ユーモアたっぷりのステージを繰り広げた。
全校生徒約420人が見守る中、チョロ松は1メートルほどの障害物を跳び越えたり、軽快に玉乗りをしたりするなど次々と妙技を披露。大技が決まるたびに会場は児童の大きな笑い声や拍手に包まれた。鞘(さや)からゆっくりと刀を抜いて敵を斬るしぐさなど時代劇さながらの演技も見せた。
4年山田舞さん(9)は「おさるさんが竹馬に乗ったりハードルを跳び越えたりしていてびっくりしたし感動した。賢いと思った」と興奮した様子だった。
猿まわしは1000年の歴史がある伝統芸能。河口湖猿まわし劇場は「周防猿まわしの会」(山口県)が運営する。このほか熊本県にも劇場を持ち、全国各地で出張公演を展開している。
(磐田支局・崎山美穂)