年末商戦に向け水産品展 静岡市中央卸売市場 バイヤーが情報交換

 静岡市葵区の市中央卸売市場で26日、年末商戦に向けた水産商材の展示会が開かれた。静岡県内外の水産メーカーなど荷主約300社が計約7千品目を並べた。

荷主約300店が水産商品を並べた展示会=静岡市葵区
荷主約300店が水産商品を並べた展示会=静岡市葵区

 展示会は同市場水産協会や卸売業者の魚市静岡魚市と三共水産が主催。新型コロナウイルス禍で本格的な開催は4年ぶりとなった。主催した卸売業者によると、昨年までは燃料や資材の高騰などを受けて全体的に値上げ傾向だったが、今年はマグロやカニ、イクラなど一部商品の価格は緩やかに回復してきているという。
 会場には、県内を中心に卸問屋や小売業者、量販店のバイヤーら千人以上が次々と訪れ、ブースを回りながら商談に臨んだり、年末に向けて情報交換したりした。
 出展した水産加工業者「焼津フーズ」(焼津市)は本マグロやミナミマグロの切り落としなどを用意した。増田俊一代表は「年明けから量販店や外食関係からも問い合わせが増えている。今年の年末は相当期待できそう」と見据えた。
 (社会部・吉田史弥)

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