4車線化2027年度末完了 静岡駅賤機線 静岡市が目標明示

 静岡市は29日の市議会都市建設委員会で、都市計画道路静岡駅賤機線(葵区)の2・7キロ区間を4車線化する街路整備事業について、2027年度末の供用開始を目指して工事を進めるとし、初めて時期を明示した。繁田和三氏(自民党市議団)の質問に答えた。

27年度末の4車線化を目指す静岡駅賤機線松富2工区
27年度末の4車線化を目指す静岡駅賤機線松富2工区


 市葵南道路整備課によると、同事業は1995年度に県が着手し、市が2005年度に政令市に移行したのを機に引き継いだ。三つに分けた工区のうち、南側の「昭府町工区」(1・1キロ)と「松富工区」(0・7キロ)は21年度までにほぼ4車線化が完了し、最後に残った北側の「松富2工区」(0・8キロ)の整備を進めている。
 同課の尾焼津健課長は、事業全体の用地取得率が99%に達したことなどを踏まえ、松富2工区について供用開始のめどが立ったと説明した。
 市はその先の主要地方道井川湖御幸線についても、新東名新静岡インターチェンジまでの2・6キロ区間を4車線化する事業を進めている。尾焼津課長は「早期の供用開始に向けて最大限の努力をする」と述べた。
 (政治部・尾原崇也)

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