富士で姫名の里まつり かぐや姫伝説発祥の地 故事を再現、練り歩き

 かぐや姫伝説発祥の地とされる富士市吉永地区恒例の「姫名の里まつり」(吉永地区まちづくり協議会主催)が30日、中秋の名月の時期に合わせて同市の比奈公園で開かれた。

笑顔で観衆に応えるかぐや姫役の松本さん=富士市の比奈公園
笑顔で観衆に応えるかぐや姫役の松本さん=富士市の比奈公園

 同地区にはかぐや姫が満月の夜に富士山頂に帰ったとの伝承が残る。祭りでは故事を再現するように、富士市の観光大使「かぐや姫クイーン」の松本ゆなさんが、翁(おきな)役や媼(おうな)役の住民とともに会場内を練り歩いた。松本さんは男衆が担ぐ台に乗って登場し、カメラを構える観衆に笑顔を見せたり手を振ったりして応えた。
 地域住民によるかぐや姫伝説をモチーフにした太鼓や舞のステージも会場を盛り上げた。キッチンカーなど25の出店が並んだ。

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