体「正確に」動かそう オリンピアンが小中生指導 袋井

 袋井市はこのほど、「オリンピアン2人から学べる体の動かし方講座」を同市久能のさわやかアリーナで開いた。同市出身で北京冬季五輪フリースタイルスキー男子モーグル日本代表の杉本幸祐選手と、同競技で3大会連続の五輪出場経験がある全日本スキー連盟モーグルチームコーチの遠藤尚さんが講師を務めた。

小中学生がオリンピアン2人から体の動かし方を学んだ講座=袋井市久能のさわやかアリーナ
小中学生がオリンピアン2人から体の動かし方を学んだ講座=袋井市久能のさわやかアリーナ

 市内の小中学生約30人が参加し、けがを防止するストレッチや基礎トレーニングを学んだ。遠藤さんから「スポーツがうまくいかない原因のほとんどは、体をイメージ通りに動かせていないから」と教わり、体の背面から片手で投げたテニスボールを正面で捕球する練習に取り組んだ。最初は思い通りにボールを投げられず苦戦しながらも、徐々にコツをつかんだ。
 スポーツの実践を想定したトレーニングでは、指定された体勢や手順のみでマットなどの上を渡り、頭を使って考えながら体を動かす力を養った。
 柳沢蒼介さん(袋井南中1)は「野球をやっているので正確な体の使い方を学びたくて参加した。体幹をもっと鍛える必要があると気づけた」と話した。
 (袋井支局・北井寛人)

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