全国極真空手、姉妹で決勝 沼津金岡中遠藤明日菜さん、來玲羽さん 市長に報告
沼津市立金岡中の1年遠藤明日菜さん(13)、3年來玲羽さん(15)姉妹がこのほど、極真空手の全国大会決勝で対決し、それぞれ優勝、準優勝に輝いた。判定までもつれた試合を制した明日菜さんは「公式戦初の対戦だったが、勝ててうれしい」と喜びを語った。
日本空手道静空連盟静空塾に所属する遠藤さん姉妹は、8月に東京で開かれた「広重杯全日本極真空手道選手権」の中学生女子中量級に出場。妹の明日菜さんが、連覇を懸けた姉の來玲羽さんを下した。
姉妹と同塾の芹沢竜一代表師範は4日、市役所に頼重秀一市長を訪ね、結果を報告した。敗れた來玲羽さんは「妹の強さを知っていたので、やりにくかった」と敗戦を悔やんだ。
姉妹は来年1月に大阪で開かれる全国大会のジャパンアスリートカップを大きな目標にする。同大会では階級が分かれるため、2人は「姉妹で優勝したい」と誓った。
(東部総局・尾藤旭)