建築甲子園 浜松工高が県V 静岡で大会 アイデア競う

 静岡県内の高校生が独自の建築アイデアを競う「建築甲子園県予選大会」(県建築士会主催)がこのほど、静岡市葵区で開かれた。建築教育課程のある5校6チームが「地域のくらし-まちに住む・地域に開く住まい」をテーマに発表し、浜松工高が優勝した。

優勝した浜松工高チーム=静岡市葵区
優勝した浜松工高チーム=静岡市葵区

 浜松工高は11人で参加。浜松市南区卸本町のホテル跡地に、インターン学生が住み込む交流施設を造る想定の作品「生業(なりわい)を学び紡ぐ」を披露した。施設内に、繊維の結び目を意識して棚と柱で仕切った空間「Knot(ノット)」を作り、さまざまな職種の企業や地域住民と交流することで次世代を育成する案を提案した。
 3年生のチームリーダー杉本大騎さん(17)は「3DのCADでパースを表現することが難しかったが、3年間の集大成として自信のある作品が作れた」と胸を張った。
 同校の作品は11月に開催される全国大会に提出され、1次審査を受ける。
 (社会部・薬袋貴信)

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