天女舞う三保 幽玄世界 静岡で羽衣薪能

 第40回羽衣まつり(同まつり運営委員会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)のメインイベント三保羽衣薪能が7日、静岡市清水区三保の市三保松原文化創造センター「みほしるべ」前広場で行われた。静岡県内外から訪れた400人以上の観客たちはたいまつの明かりがともる幽玄な雰囲気の中、演目「羽衣 和合之舞」を堪能した。

「羽衣 和合之舞」を舞う演者=静岡市清水区三保のみほしるべ
「羽衣 和合之舞」を舞う演者=静岡市清水区三保のみほしるべ

 まつりは、1984年に旧清水市の市制60周年を記念して始まった。薪能以外にも、地元中学生が能や羽衣伝説について学習し成果を発表する「三保こども能楽」や、能「羽衣」を愛したフランス人で舞踏家エレーヌ・ジュグラリス夫人を顕彰する式典も行われた。
 会場にはシャルル=アンリ・ブロソー在日フランス大使館文化参事官なども訪れた。

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