「人が集まるまち」に 磐田市若手職員ら提言

 磐田市は11日、若手職員らがまちづくりのアイデアを練る「人が集まるまちプロジェクト」の提案発表会を市役所で開いた。プロジェクトメンバーが関係・交流人口の拡大や移住・定住の促進に向けた取り組みを草地博昭市長や幹部職員らに提言した。

「人が集まるまち」の実現に向けた取り組みを提案する職員=磐田市役所
「人が集まるまち」の実現に向けた取り組みを提案する職員=磐田市役所

 同プロジェクトでは4月から、庁内横断的に集まった職員9人が「関係人口」「移住」「定住」の3グループに分かれ、現行の総合計画で掲げる「人が集まるまち」の実現に向けた施策を検討してきた。
 関係人口グループは、淡路島や神戸市のように写真スポットとして集客力があるモニュメントを、磐南5市町村の合併20周年記念事業で市内に設置する案を示した。「スポーツのまち」にふさわしく、訪れると試合に勝つなど縁起の良いスポットとして売り込むアイデアを披露した。民間企業と協働し、子どもが思いきり体を動かせる屋内型スポーツ遊び場施設を整備することも提案した。
 他グループからも、長期育休取得の支援制度や0~2歳児の保育料無償化、小学生が地元企業で職業体験するイベントの開催などの提案があった。市は提案を踏まえ、来年度以降の事業化を検討していく。草地市長は「提案がどうしたら実現できるかを担当課と一緒に考えてほしい」と呼びかけた。
 (磐田支局・八木敬介)

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