焼津市とモンゴル首都区 相互交流促進を確認 防災、経済分野
モンゴル・ウランバートル市チンゲルテイ区のムンフバト区議長、バトスンベレル区長らが、焼津市役所で中野弘道市長と会談し、両自治体の相互交流促進について確認した。
区長や区議長、区議ら10人は7日から11日まで焼津市に滞在し、モンゴルの祭り「ナーダム」を模したイベントに参加したり、市内の公共施設を視察したりして過ごした。
会談で区長はモンゴルで最近珍しく大雨が降ったことを紹介。視察した大井川の水防施設を取り上げ、「大変勉強になった」と語り、防災対策、都市計画の協力を呼びかけた。区議長は「経済分野の交流が広がることを期待する」と話した。参加者の一人は、モンゴルの教育事情を踏まえ、特別支援学級など教育分野について強い関心を示した。中野市長は焼津市民の間でモンゴル国との交流関係が根付いていることを強調した。
その後、消防団で使用していた水槽付き消防ポンプ車の贈呈式が行われた。昨年12月に締結した防災防犯分野に関する相互協力の覚書に基づき実施した。区議長は「覚書が今回の贈呈につながってうれしい」と謝意を示した。
(焼津支局・福田雄一)