子育て支援、地域で考える 磐田・中泉地区住民ら情報交換会
磐田市の中泉地区地域づくり協議会はこのほど、地域の子育て支援策を考える「こども情報交換会」を同市国府台のiプラザで開いた。子育て支援活動に取り組む住民、地元小中学校や福祉の関係者、市職員ら約60人が地域で子どもや親を支えるアイデアを出し合った。
同協議会の福祉部会が中心となって事前に子育て世帯381人にアンケートした。急用や病気の際に子どもを一時的に預けられる場所の充実、気軽に相談に応じてくれる体制、子どもの居場所づくりを求める声が多かったという。
参加者は9グループに分かれ、アンケート結果を踏まえて地域で何ができるかを意見交換した。高齢者と子どもが交流できるサロンの開催、高校生と連携した交流センターでの一時預かりの実施、父親の育児参加を促す機会づくりなどのアイデアが出た。
小笠敬子福祉部会長は「行政だけに頼らず、住民も一緒になって地域ぐるみで子どもを大切にする風土をつくりたい」と話した。
(磐田支局・八木敬介)