⚽アスルクラロ沼津 松本に快勝、攻め合い制す J3第32節
J3リーグは22日、各地で第32節の8試合が行われ、沼津は3-1で松本を下した。
②愛鷹(沼津2勝)▽観衆3657人
沼津 14勝6分け12敗(48) 3(1―1 2―0)1 松本 13勝7分け12敗(46)
▽得点者【沼】津久井(2)ブラウン(11)附木(1)【松】小松(18)
粘り強くチーム一丸
互いに攻め合う中、粘り強く戦った沼津が制した。ホームでの連敗を4で止め、勝ち点を48に伸ばした。
序盤、沼津はテンポよくパスをつないで好機をつくった。前半17分、FW津久井がゴール前で相手を揺さぶり、右サイドからシュートを放って先制。「キーパーがクロスを警戒しているのが見えて、仕掛けにいった」と津久井。「久しぶりのゴールで勝利に貢献できた」と喜んだ。
同27分、前への圧力を強める松本にボールを取られ、同点ゴールを許した。
後半12分、こぼれ球を拾ったMF徳永が背後のFWブラウンノアにヒールパス。ブラウンノアが今季11点目となる勝ち越しゴールを決めると、同37分にDF附木が徳永のコーナーキックに頭で合わせ、ネットを揺らした。「声を掛け合い、一丸となれた」と今季初得点に言葉が弾んだ。
試合終了の笛が鳴り響くと、中山監督は拳を握りしめて喜びを爆発させた。後半に向けては、「チャレンジして失っても、全員で取り返せばいい」と選手に指示。「粘り強く、ひたむきに戦ってくれたことが結果につながった」と振り返った。
苦しい時期が続いていたが、前節から勢いを取り戻してきた。対応力にさらなる磨きをかけたい。
(東部総局・日比野都麦)