沼津「よさこい東海道祭り」資金募る 流し踊り4年ぶり復活へ 10月31日まで

 全国のよさこいチームが集い演舞する「よさこい東海道沼津祭り2023」(よさこい東海道振興会主催)が11月11、12の両日に沼津市内で開かれる。踊り手たちが沼津港や市中心部を練り歩く「流し踊り」が4年ぶりに本格的に復活。運営資金をクラウドファンディング(CF)で募っている。

ポスターを手に「よさこい東海道」をPRする振興会のメンバーら=沼津市役所
ポスターを手に「よさこい東海道」をPRする振興会のメンバーら=沼津市役所

 よさこい東海道は1997年に開始した。2018年に当初の運営団体が解散。19年以降は地元チーム有志でつくる振興会が運営を担うが、20、21年は新型コロナウイルスの影響で中止。昨年も規模を縮小しての開催を余儀なくされた。
 29団体が出演する今年は、11日が沼津港周辺、12日がJR沼津駅周辺で演舞する。久々に本格的な流し踊りの会場が設定され、「地方(じかた)車」と呼ばれる先導車が複数必要なため、舞台設営費なども含めてCFで資金を募集している。返礼品にはオリジナル手ぬぐいや特別な観覧席、法人向けのステージ看板などを用意する。
 振興会相談役で、同市のよさこいチーム「ぬまづ熱風舞人(ねっぷうまいと)」の竹下功一代表は「流し踊りが魅力で、全国から多数のチームが参加してくれる。20年以上の歴史をこれからもつないでいきたい」と協力を呼びかける。
 CFは100万円を目標に、10月31日まで専用サイト「キャンプファイヤー」で募っている。
 (東部総局・尾藤旭)

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