男子A A.S.A.Iが連覇/女子 アオヤマクV4 テニス・静岡県クラブ対抗トーナメント
第40回県クラブ対抗テニストーナメント(県テニス協会、静岡新聞社・静岡放送主催)が22日、草薙庭球場で行われ、県内の44チームがレベルや年代別の男女5種目でダブルス団体戦のトーナメントを戦った。男子AはA.S.A.I(西部地区代表)が前回大会に続いて優勝し、女子はアオヤマクラブ(西部)が4連覇を達成した。
決勝でA.S.A.IはパルケSC(西部)を3―0で下し、アオヤマクラブはグリーンヒル(中部)に2―1で競り勝った。男子BはTFT(西部)、男子45歳以上はNWTC(西部)、女子45歳以上はマインドサン(西部)がそれぞれ頂点に立った。
▽男子A決勝
A.S.A.I 3―0 パルケSC
▽同B決勝
TFT 2―1 三菱電機A
▽同45歳以上決勝
NWTC 2―1 ダブルシープA
▽女子決勝
アオヤマクラブ 2―1 グリーンヒル
▽同45歳以上決勝
マインドサン 2―1 ココア倶楽部
吉見・中山ペア チームけん引
男子Aは、A.S.A.Iが大会を通じて1セットも失わない力強さを見せつけ2連覇を達成した。
浜松市立高男子テニス部の卒業生を中心にした20代後半のメンバーがそれぞれ実力を発揮した。中でも、1日に行われた県ダブルス選手権で優勝した吉見・中山ペアは、今大会も終始安定した試合運びでチームを勢いづけた。1、2回戦を順当に勝ち上がり、決勝戦でも相手のパルケSCに付け入る隙を与えなかった。
出身校が違うメンバーも含めて高校生のときから切磋琢磨(せっさたくま)してきた仲間で、ダブルスの連携には自信を持つ。新村主将は「全勝するつもりで練習してきたので、達成できてうれしい。3連覇を目指してまた頑張る」と喜びを語った。
急造ペアも危なげなく
経験豊富な選手が多い女子のアオヤマクラブは危なげない試合運びで4連覇を達成した。
登録メンバー8人は、浜松市と愛知県在住の20~30代で、ほとんどが高校生の時に全国大会への出場経験を持つ。チームをけん引したのは、お互いパワーが持ち味の高岡・安冨ペア。ほかの選手がけがをした影響で今大会から急きょペアを組んだが問題にせず、決勝の舞台でも力強いショットを何度もコート隅に決めた。
安冨は「お互いに声をかけ合い、自分たちのペースで試合ができた」とほっとした様子。前回の優勝にも貢献した高岡は「来年も優勝を目指す」と5連覇に意欲を示した。
(尾原崇也)