窃盗未遂の犯人逮捕に貢献 焼津の夫婦に感謝状 挙動不審、声かけ…検挙の決め手に
焼津署は24日、市内で発生した窃盗未遂事件の犯人逮捕に貢献したとして、同市の中野了一さん、ひろ子さん夫婦に感謝状を贈呈した。
事件が発生したのは8月8日。市内の住宅敷地内で浄化槽ブロワー1台を盗もうとしたが、未遂に終わった。同署は9月14日、窃盗未遂の疑いで同市の無職男(65)を逮捕している。
中野さん夫婦によると、ひろ子さんが自宅の外にいたところ、車を運転する男に遭遇。どこか挙動不審だったため、気になって車を降りた男の行動を見ていたところ、近くの住宅で浄化槽ブロワーを盗もうとしていた。了一さんが「何をしているの」と声をかけたところ、男は「修理に来た」と返答し、その場から立ち去った。了一さんは男の車のナンバーを控え、近くの交番に通報。この情報が決め手となり逮捕につながった。
同署では、市内で同様の被害が相次いでいて警戒しているさなかだった。同署で行われた贈呈式で酒井孝一署長は「防犯意識を持ってくれての行動。大変ありがたい」と夫婦をたたえた。
このほか、防犯功労者、防犯功労団体に対する表彰の伝達も行われた。