自転車乗車時 ヘルメット着用 磐田南高生 動画で呼びかけ 磐田署と制作 コミカルな内容4本

 磐田南高交通安全委員会の1、2年生32人が、磐田署と共同で、自転車乗車時のヘルメット着用を呼びかける動画4本を制作した。高校生らしい発想を生かし、コミカルに着用の重要性をPRする内容。24日、磐田市見付の同校で上映会を開いたほか、ユーチューブの県警公式チャンネルで公開した。

磐田南高交通安全委員のアイデアを生かして制作した動画=磐田市見付の同校
磐田南高交通安全委員のアイデアを生かして制作した動画=磐田市見付の同校


 「若い世代がヘルメットをかぶりたくなる動画」がテーマ。テレビショッピング風に自転車用ヘルメットを売り込んだり、漫画やアニメの人気ジャンル「異世界転生」のイメージでヘルメット着用が当たり前の世界に転生したりと、生徒たちがインパクトのあるアイデアを提案。生徒や署員が出演して撮影を行い、同署がそれぞれ1分前後の動画に編集した。
 委員長の2年太田真聖さん(17)は「堅い内容にならないように心がけた。自分自身もヘルメット着用に抵抗があったが、制作を通じて意識が高まった」と話した。
 動画は、JR磐田駅のデジタルサイネージ(電子看板)や、市役所と同署のモニターでも流す予定。同校は本年度の「自転車事故ゼロ・プロジェクトスクール」に指定されている。
 (磐田支局・八木敬介)

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞