ゲームや運動で認知症予防 聖隷クリストファー大生が講座 浜松市天竜区
浜松市と聖隷クリストファー大は25日、同市天竜区水窪町の水窪文化会館で生涯学習講座「認知症予防『海馬を鍛えよう!!』」を開いた。同大リハビリテーション学部の学生が講師を務め、認知症の主な特徴や予防法を参加者16人に紹介した。
認知症はさまざまな種類があり、その多くは脳の海馬という器官が萎縮して起こる。認知症を防ぐためには、「記憶を思い出す作業や人と交流したりして海馬を鍛える必要がある」と説明した。
学生は、認知症の予防に効果的なゲームや運動を参加者に紹介した。複数の単語からキーワードを当てる連想ゲームや、体操しながら数字を数え、3の倍数で拍手する「コグニサイズ」などに取り組んだ。同大2年の鶴見直輝さん(19)は「参加したみなさんが気さくに話してくれてうれしかった。講座を通して予防対策を習慣づけてほしい」と話した。
(水窪支局・大沢諒)