ディスカバリーパーク焼津 プラネタリウムで「宇宙の果てまで」 子ども教室 魅力伝える

 ディスカバリーパーク焼津天文科学館(焼津市田尻)で28日、近代的プラネタリウム誕生100周年を記念した「子ども宇宙教室」が開かれた。講師の明石市立天文科学館(兵庫県)の井上毅館長がプラネタリウムの歴史と魅力を解説した。

プラネタリウムの歴史や魅力について紹介した「子ども宇宙教室」=焼津市田尻のディスカバリーパーク焼津天文科学館
プラネタリウムの歴史や魅力について紹介した「子ども宇宙教室」=焼津市田尻のディスカバリーパーク焼津天文科学館


 井上館長は100年前にドイツでプラネタリウムが誕生した経緯や、丸いドームに投影するメカニズムについてユーモアを交えながら解説した。日周運動や年周運動といった天体の動きの投影方法についてグラフィックを使って説明した。
 焼津と明石のプラネタリウムの違いも紹介。1997年に焼津に導入された光学式とデジタル式の投影機を制御できるプラネタリムについて、井上館長は「進化の象徴」と評した。さらに「宇宙の果てまで体験できる」とプラネタリウムの魅力について子どもたちに語りかけた。
 (焼津支局・福田雄一)

 28日から投影休止 統合型は既に終了 来年3月リニューアル
 ディスカバリーパーク焼津天文科学館(焼津市田尻)にある光学式とデジタル式の機器を制御できる統合型プラネタリウム「ジェミニスター3」の投影が29日で終了した。プラネタリウムのリニューアル工事に伴う措置。11月3日から26日まではデジタル式投影機だけで投影を続けるが、11月28日から来年3月19日まで完全休止する。リニューアル工事は2回目。

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