今沢団地3棟281戸に更新 沼津市営 建て替え 大藤建設G落札 26年から入居開始

 沼津市は31日、市営今沢団地(同市今沢)の建て替え事業に関する民間資金活用による社会資本整備(PFI)事業者に、大藤建設(同市)を代表企業とする4社のグループを選定したと発表した。2030年10月までに、17棟316戸を3棟281戸に建て替える新たな団地の概要も示した。

建て替え後の沼津市営今沢団地の完成予想図
建て替え後の沼津市営今沢団地の完成予想図


 来年1月に事業の仮契約を結び、2月の市議会定例会に議案を提出する。同グループの提案内容によると、約2万380平方メートルの敷地に、鉄筋コンクリート造7階を1棟、同6階を2棟建設する。公園として利用可能なオープンスペースや、集会所を設ける。1DKから4DKまで、多様な間取りを用意し、屋根には太陽光発電施設も設置する。北側から整備を進め、26年から順次入居を開始する。
 建て替え事業は、事業者が建物を整備後に市に所有権を移転し、事業期間まで維持管理する「BTO方式」を採用した。同グループは大藤建設と富士峰建設が建設、相和技術研究所が設計・工事監理、東洋コミュニティサービス三島営業所が入居者移転と維持管理を担当する。事業期間は44年3月末までで、落札額は58億5千万円。
 (東部総局・尾藤旭)

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞