稲の脱穀、精米体験 浜松・水窪小児童、足踏み式の脱穀機使い

 浜松市天竜区水窪町の水窪小の5、6年生10人が2日、稲の脱穀を体験した。児童は作業を通じて地元の農業への理解を深めた。

足踏みして脱穀作業に取り組む児童=浜松市天竜区水窪町の水窪小
足踏みして脱穀作業に取り組む児童=浜松市天竜区水窪町の水窪小

 脱穀する稲は、児童が10月中旬に刈り取った。同校の「地域サポーター」が用意した足踏み式の脱穀機を使い、稲の穂先に付いたもみから米を取り出した。
 児童は使い方を地域サポーターに教わりながら、丁寧に足踏みした。脱穀の後は、唐箕と呼ばれる昔の農機具で、もみに付着した稲の葉やくずを取り除いた。精米も体験した。5年の今井心晴君(11)は「脱穀作業は初めて。稲からお米がたくさん出てきた」と話した。
 脱穀、精米した米は12月に、かまどでの炊飯体験で味わう予定という。

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