空飛ぶバイクに興味津々 沼津で産業技術フェア

 沼津市の企業の製品や技術をアピールする産業フェア「ぬまづ未来博」が2日、同市のキラメッセぬまづで始まった。ものづくり企業を中心に60社以上が出展した。社会課題を解決し、豊かな未来をつくるアイデアを披露した。3日まで。

ホバーバイクが注目を集めた山口製作所のブース=沼津市のキラメッセぬまづ
ホバーバイクが注目を集めた山口製作所のブース=沼津市のキラメッセぬまづ

 自動車部品製造の山口製作所は、空飛ぶバイク(ホバーバイク)のデモ機を展示した。下部にプロペラを備え、空気の反発で高さ5メートルまで浮かぶ。巨大なドローンのような見た目に引かれて多くの人が集まり、座席にまたがった。杉山鉄工はミニチュアのらせん階段を置き、熱を加えずに金属を曲げる技術をPRした。国立新美術館の建設に生かしたという。
 エイディーディーは新型コロナウイルスワクチンの運搬で活躍したマイナス120度の冷凍庫と、同じ冷却技術を生かした身体の機能回復器具「クライオフット」を展示した。近藤鋼材グループは、閉鎖型の工場でLEDを照射して育てたレタスを紹介した。
 仮想現実(VR)を活用した気球搭乗など体験型コンテンツを多数用意した。県東部の学校や専門学校は活動を紹介した。
 市と沼津商工会議所、沼津市商工会でつくる実行委員会が主催した。市制100周年記念、来年度の商議所創立100周年のプレイベント。
 (東部総局・矢嶋宏行)

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞