秋彩る「遠州森のまつり」開幕 豪華絢爛 屋台引き回し

 遠州の秋祭りの最後を飾る森町の一大行事「遠州森のまつり」が3日、開幕した。彫刻が施されたきらびやかな14地区の屋台が町の中心部を舞台に激しい練りを繰り広げる。5日まで。

引き回しを前におはらいを受ける屋台と関係者=森町の三島神社
引き回しを前におはらいを受ける屋台と関係者=森町の三島神社

 三島神社の祭礼として古くから続く伝統の行事で、初日は同神社で祭典開始宣言式が執り行われ、関係者が祭りの成功と無事を祈った。式典後、宮司が二輪屋台をおはらいすると、豪華絢爛(けんらん)な屋台が町内へ繰り出して勇壮に引き回され、にぎやかな祭りが幕を開けた。
 4日は三島神社を午後1時40分に出発し、金守神社へ神輿(みこし)渡御する。5日は午後0時半から、金守神社から三島神社に神輿還御する。祭り期間中に三島神社に仕えた各町内の舞児(まいこ)を自宅まで送り届ける舞児還し(まいこがえし)は午後6時から行い、華やかに閉幕する。
 祭りに合わせ、森町観光協会は4、5の両日、祭りの見学記念品として「御祭印(ごさいいん)」を三島神社参道入り口近くで販売する。販売は4年ぶり。
 (袋井支局・北井寛人)

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