「不要な文房具を回収分配」 高校生が起業プラン紹介 浜松市長訪問 実現へ意欲

 静岡大主催の高校生向け起業家精神養成プログラム「しずはまスタートアップキャンプ」で浜松市長賞を受賞したチームの4人がこのほど、中野祐介市長に市役所で受賞報告した。

中野浜松市長(左から4人目)に受賞報告したチームのメンバー=同市役所
中野浜松市長(左から4人目)に受賞報告したチームのメンバー=同市役所

 静岡学園高2年柴山葵さん、聖隷クリストファー高3年佐々木柚羽さん、磐田南高1年西尾歩乃佳さん、浜松開誠館高2年町田奈菜子さんのチームで、自宅にたまる不要な文房具の回収分配ビジネスを考案した。公共施設に回収箱を置き、集まった文房具を放課後児童クラブや学校、イベントで活用する試みで、学生や放課後児童クラブなどへのニーズ調査を重ねてプランを練り上げた。
 4人は「余っても捨てられず悩む人と、必要とする人を結んで有効活用につなげたい」と説明し、サービス実現への意欲を語った。
 プログラムは静岡大が今年初めて企画した。県内高校生22人が6班に分かれて2カ月間研修を重ね、起業プランを競った。
 (浜松総局・宮坂武司)

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