工藤夕貴(富士宮在住)が新曲リリース 「父」通し人とつながる

 富士宮市在住の工藤夕貴が8日、両A面シングル「父さん見てますか」「あゝ上野駅」をリリースする。「あゝ上野駅」は父井沢八郎の代表曲。28年ぶりとなる新曲発売に、「歌は人の心を動かす。歌を通じて父のファンの方々とつながることができればうれしい」と心境を語った。

8日発売の新曲ジャケット
8日発売の新曲ジャケット
「演技は作品とつながる。でも歌は人とつながることができる。新しい仕事だと感じている」と話す工藤夕貴
「演技は作品とつながる。でも歌は人とつながることができる。新しい仕事だと感じている」と話す工藤夕貴
8日発売の新曲ジャケット
「演技は作品とつながる。でも歌は人とつながることができる。新しい仕事だと感じている」と話す工藤夕貴

 プライベートでも歌ったことがなかったという父の代表曲に、司会を務めるテレビ番組で挑戦した。「お父さんが喜ぶよ」と予想以上に寄せられた反応がうれしかった。偉大な父の存在に悩み、悔しさや悲しみを抱いた時期もあったが、「父の名曲を歌い継ぐ人生も悪くない」。そう思えた。
 その縁で誕生した、合田道人作詞、五木ひろし作曲の「父さん見てますか」は生粋の演歌だ。「人生のチョイスの中に演歌もあったんだろう。何があるか分からない」と、新しいジャンルにもポジティブに向き合っている。
 「冬は収穫する作物が少ないから自分の時間が多い。隣県にも足を延ばして遊んでいます」。2005年から暮らす富士宮での生活は、まもなく20年になる。
 (教育文化部・名倉佐記)

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