磐田市、12月給食費 一律1000円 保護者負担、昨年度並みに 

 磐田市の草地博昭市長は6日の定例記者会見で、市内全小中学校の12月分の給食費を一律千円にすると発表した。物価高を踏まえ、保護者負担を軽減する。食材価格の上昇を受け、4月から給食費を引き上げていたが、12月分の減額で保護者の本年度負担額を昨年度並みに抑える。
 市教委学校給食課によると、本年度は年間7500~8500円の食材価格高騰を見込み、給食費を改定した。激変緩和措置として増額分の約半額を公費で負担し、保護者の負担増は年間約3600~4300円に抑えていた。
 今回、草地市長は「物価上昇が予想以上に続いている」と説明。12月分の給食費(小学校約4650円、中学校約5300円)を一律千円に減額することで、年間の増額分を補塡(ほてん)することを決めた。
 新たに公費で負担する総額約5千万円は、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用する。学校給食費を巡っては市民団体が6日、無償化を求める請願を市議会に提出した。
 (磐田支局・八木敬介)

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