8日は立冬…なのに 7日、静岡市清水区で28.2度 全国2位の暑さ 県内6地点で夏日
8日は「立冬」。暦の上では冬の始まりとされる。平年であれば朝晩が徐々に冷え込む頃だが、前夜に激しい雨風が吹き荒れた7日の県内は、前線に向かって暖かく湿った空気が流れこんだ影響で各地で晴れ間が広がり、気温が上昇した。静岡市清水区で全国2位の暑さの28・2度を観測するなど、静岡県内19観測地点のうちの6地点で「11月の夏日」になった。
気象庁の観測によると、同市駿河区で28・0度、三島市で26・7度、富士市で26・5度、熱海市網代で26・1度、東伊豆町稲取で25・5度を記録。10月5日に初冠雪が観測された富士山も気温上昇の影響を受け、黒々とした山肌を見せた。
静岡市清水区では、木々の葉が色づく中、薄手の服で歩く人や散歩を楽しむ親子連れの姿が見られた。同市駿河区では、落ち葉が敷き詰められた公園内で袖をまくったり、上着を脱いで手にしたりする人が通勤などを急いだ。
静岡地方気象台の担当者によると、季節外れの夏日は7日までという。8日以降は徐々に気温が下がり、「秋らしい天気に変わっていく」とみている。