安倍川花火大会、校内のビオトープ 地域の「自慢」園児に紹介 静岡市・田町小3年生

 静岡市葵区の田町小3年生が7日、周辺のこども園などの園児を招いて地域の魅力を紹介する「ようこそ、田町小の会」を開いた。

地域や学校の自慢を園児に説明する3年児童=静岡市葵区の田町小
地域や学校の自慢を園児に説明する3年児童=静岡市葵区の田町小

 同小を含む静岡型小中一貫「安倍川中グループ」の共通学習テーマ「あべかわ学」の一環。安倍川花火大会や安倍川の伏流水を引いて作った校内のビオトープなど、地域や学校に関する「自慢」を班ごとに決め、写真や園児に分かりやすい言葉で説明した。何度も質問を寄せた新富町こども園年長の黒川貴史君は「いろいろな事を知っていてすごい」と目を輝かせた。
 児童は地域住民への聞き取りなどを経て、半年かけて資料を作り上げたという。隣接する静岡商業高の生徒が準備から協力し、園児への話し方などを助言した。この日、発表を見届けた同高3年の小原さくらさんと藤代美咲さんは「しっかり伝えたいという強い気持ちで、アドバイスを良く聞いてくれた。児童の成長を感じることができてうれしかった」と話した。
 (社会部・大須賀伸江)

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