収益は生理用品に活用 沼津五中PTA 制服バザー

 沼津市の第五地区センターでこのほど、「ふれあいの集い」(同地区コミュニティ推進委など主催)が開かれた。会場では、第五中PTAが制服やジャージーのバザーを開催。収益は同校の女子トイレに設置した生理用品に活用する。

100点を売り上げた制服やジャージーのバザー=沼津市の第五地区センター
100点を売り上げた制服やジャージーのバザー=沼津市の第五地区センター

 同校PTAは昨年、同校が卒業生や保護者から寄贈を受けて保管していた制服をバザーで販売。経済的な理由で生理用品が買えない「生理の貧困」や思春期の女子生徒の思いに対応するため、販売収益で校内の女子トイレに生理用品を常備する取り組みを始めた。
 今回は制服以外に、ブラウスなども募って会場に並べ、100点計6万円を売り上げた。収益は生理用品の補充などに活用する。浅田修央会長は「保護者からは助かったとの声が大きい。収益を子どもたちのために使っていきたい」と話した。
 (東部総局・尾藤旭)

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