⛳増田 逆転Ｖ ゴルフ静岡県アマ選手権
セキスイハイム東海ＣＵＰ第５２回県アマチュアゴルフ選手権（県ゴルフ連盟、静岡新聞社・静岡放送主催）決勝は９日、静岡カントリー浜岡コース高松コース（６５９０ヤード、パー７２）で最終日のラウンドを行った。
首位と２打差でスタートした増田圭介（静岡Ｃ浜岡Ｃ）が４バーディー５ボギーの１オーバーにまとめ、通算２アンダーで逆転優勝した。学生に有力選手が多い中、社会人の戴冠は６年ぶり。初日５アンダーだった園田昂生（大熱海国際Ｇ）は終盤失速し、通算１アンダーで２位に終わった。３位には通算イーブンパーの前田高志（朝霧ジャンボリー）が入った。
最終ホール １０メートルパットで決めた
圧巻のウイニングパットになった。前日２位の増田は最終ホールでバーディーを奪い、逆転で初タイトル。「最後の一転がりで入った。ラッキーだった」。笑顔で勝負を決めた瞬間を振り返った。
前半は３バーディー３ボギー。思ったようにパターが打てず、出入りの激しいゴルフ。後半もボギーが先行し、「辛抱の連続だった」。
２位になった園田とは同じ組で回り、並んでもすぐ離される展開。１打差で迎えた１８番はパーオンしたが、約１０メートルの難しい下りのパットが残った。「寄ればプレーオフに行けるかも。考えすぎず打ったのが良かった」。最後に勝負強さを発揮した。
吉田町で水産関係の会社を経営。仕事の付き合いで３０歳からゴルフを始め、「競技ができるのは、家族と従業員の理解のおかげ。全国に人脈も広がった」と感謝する。
来週は初めて日本ミッドアマ選手権に出場する。「最後は入ったが、パターが課題。修正して予選を突破し、決勝ラウンドに残りたい」と次の目標を見定めた。
（寺田拓馬）
園田 またも頂点届かず 終盤４連続ボギー
あと一歩の頂点にまたも届かなかった。初日首位の園田は最終ホールで涙をのんだ３年前の雪辱を期したが、またも失速して２位。「気持ちが弱い」と悔しさをかみ殺した。
前半ボギーが先行したが、三つのバーディーを奪ってリードを広げた。しかし、終盤にショットが乱れ、上がり４ホール連続でボギー。１８番３メートルのパットを決めればプレーオフだったが、「自分にプレッシャーをかけ、勝ちたいと意識しすぎた」とカップを外した。
プロへの道は断念したが、実力は折り紙付き。来年の県社会人、県アマの２冠を目指し、「平常心でプレーできるようにしたい」と精神面での成長を誓った。
◇県アマゴルフ最終成績◇（パー７２）
－２①増田 圭介１４２（３４、３５、３６、３７）
－１②園田 昂生１４３（３１、３６、３５、４１）
０③前田 高志１４４（３５、３６、３４、３９）
＋２④野寄 翼１４６（３６、３９、３５、３６）
＋４⑤佐野 健太１４８（３６、３７、３４、４１）
＋５⑥木部 正己１４９（３６、３９、３７、３７）
⑥伊藤 俊行１４９（３６、３４、４２、３７）
＋６⑧渡辺 宏次１５０（４０、３８、３６、３６）
⑧佐々木清士１５０（３６、４０、３５、３９）
＋７⑩高坂信一郎１５１（３７、３８、３７、３９）
⑩丸山 泰輝１５１（３６、３８、３６、４１）
⑩犬飼 泰我１５１（３７、３６、３８、４０）
＋８⑬岩崎 寛之１５２（３８、３７、３８、３９）
⑬松原 亜美１５２（３７、３８、３５、４２）
＋９⑮成田 朋正１５３（４１、３８、３５、３９）
⑮芹沢 浩二１５３（３７、４１、３６、３９）
⑮金子 未来１５３（３７、４０、３９、３７）
⑮原木 克訓１５３（３８、３９、３９、３７）
⑮佐藤 優也１５３（３８、３９、３７、３９）
＋１０⑳梅原正人、田京秀一、鈴木孝弘＝以上１５４
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