浜松ホトニクスが中期計画 設備投資、3年で891億円

 浜松ホトニクスは13日までに、2026年9月期までの3年間で設備投資に891億円、研究開発に459億円を投資し、製品の高付加価値化や少量多品種の生産態勢強化を進めることなどを盛り込んだ中期計画をまとめた。

浜松ホトニクス
浜松ホトニクス

 最終年度の連結売上高目標は2552億円(23年9月期は2214億4500万円)、本業のもうけを示す営業利益は613億円(同566億7600万円)とした。
 自動運転車に使う次世代センサー「LiDAR(ライダー)」向けは、26年以降の本格的な普及開始を見据えて製品機能の高度化を図る。産業分野の半導体製造装置関連や、電気自動車(EV)の普及で需要が急拡大しているバッテリー検査向けは、工場の新棟建設などを通じて増産態勢を整える。医療分野では、海外の医療機器規制に対応した製品を増強し、病理診断市場に本格参入する戦略などを盛り込んだ。
 (浜松総局・白本俊樹)

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