浜松市と5事業者 「ソーラーウィーク大賞」特別賞 発電能力日本一「地域貢献模範」 

 一般社団法人太陽光発電協会(東京都)が本年度始めた「ソーラーウィーク大賞」で、浜松市と5事業者の取り組み「官民連携による太陽光発電導入日本一」が特別賞に輝いた。同市は太陽光発電設備の発電能力を示す「導入量」が2015年から日本一を継続中。地域を挙げて発電量増加を進めた点が評価された。

表彰を受ける袴田本部長(右)=東京都内(浜松市提供)
表彰を受ける袴田本部長(右)=東京都内(浜松市提供)

 地域に貢献する模範的な太陽光発電普及の取り組みを顕彰する表彰。地域の関与度、事業の持続可能性など5項目で学識経験者が審査した。特別賞は大賞、優秀賞に次ぐ賞で県内団体では最上位。同市は浜松新電力、シーエナジー、シーテック、須山建設、中村建設と共同でエントリーした。このほど東京で開かれた式典で、市カーボンニュートラル推進事業本部の袴田智久本部長が表彰を受けた。
 同市はソーラーローンをはじめとした資金調達の支援、総合相談窓口の開設など、民間投資を促しながら太陽光発電設備の拡大を進めてきた。官民出資の浜松新電力は市内需要家に浜松産のソーラー電力を供給し、これまで市外に流出していた電力購入費の市内循環化に貢献している。
 (浜松総局・宮坂武司)

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