沼津駅周辺整備へ予算を 国交省へ市長が要望

 沼津市の頼重秀一市長は14日、国土交通省で加藤竜祥政務官と面会し、沼津駅周辺総合整備事業の進展に必要な国庫補助予算の確保を求めた。
 事業の前提となる沼津駅付近の鉄道高架化は2023年から本格化し、移転する新貨物駅の本体工事が10月に始まった。鉄道施設の跡地を有効活用するため、市は中心市街地の再整備に力を入れている。
 要望では、関連地域の区画整理やアンダーパス整備、踏切除却にかかる事業費の支援を要請した。頼重市長は「長年の悲願だった事業がようやくスタートを切り、民間の再開発計画も立ち上がった。チャンスを逃さず、東部の拠点都市にふさわしいまちづくりを進めたい」と訴えた。
 このほか、前方後方墳を回避して建設する都市計画道路「沼津南一色線」や、東駿河湾環状道路の整備促進も求めた。
 (東京支社・山下奈津美)

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