⚽アスルクラロ沼津、J2昇格ならず J3第36節

 明治安田J3リーグは19日、各地で第36節の7試合が行われ、沼津は讃岐に1-2で敗れた。

沼津―讃岐 試合終了後、うなだれる沼津の選手=沼津市の愛鷹広域公園多目的競技場
沼津―讃岐 試合終了後、うなだれる沼津の選手=沼津市の愛鷹広域公園多目的競技場

 2位の鹿児島は今治に1-2で敗れ、勝ち点58のままとなった。3位の富山も0-1で八戸に敗れて同56。福島が既に優勝を決めている愛媛に4-1で快勝した。
 ②愛鷹(讃岐2勝)▽観衆2422人
 讃岐 11勝10分け15敗(43) 2(2―0 0―1)1 沼津 15勝6分け15敗(51)
 ▽得点者【讃】下川(1)吉田(PK)(4)【沼】附木(2)

リズムつかめず2失点響く  J2昇格に向けて、絶対に負けられない勝負のホーム戦。沼津は前半の2失点が響き、讃岐に惜敗した。2試合を残して、昇格圏内の2位に上がる可能性が完全に消滅。MF菅井は「讃岐の質の高いロングボールをはね返せず、リズムをつかむのに時間がかかった」と悔しがった。
 前半はペースを握られ、24分に先制を許すと、37分にはPKで追加点を奪われた。
 沼津は後半から反撃に転じ、同27分にFKの好機から最後はDF附木が頭で合わせた。「大事な場面で決めることができた」と附木。その後も猛攻を続けたが、決めきれなかった。試合終了の笛が鳴り響くと、沼津の選手はうなだれた。
 これで今季10回目の1点差負け。劣勢をはね返す底力を発揮できず、下位相手の取りこぼしも目立った。中山監督は「精度を高め、2試合で最大限上位を目指す」と言葉に力を込めた。来季の躍進につなげるため、最終戦まで全力を尽くす。

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